月別アーカイブ: 2015年1月

Synthesijer@高位合成友の会

たばたさんと共同で主催させてもらった,高位合成友の会でSynthesijerについて発表させていただきました.

たばたさんのneon light compiler,高前田先生@NAISTのPyCoRAMの話も大変面白く開発意欲がかき立てられた一日になりました.

さて,スライドでも紹介した演算のチェイニングを早くリリースできるよう実装すすめないと.

Synthesijer.Scalaの代入・状態遷移について

Synthesijer.Scalaでは,特定の状態でのレジスタへの代入は

sig0 <= (state, sig1)


と,条件付きの状態遷移は

state0 -> (flag, state1)


と記述するようにしていたのですが,美しくないというコメントをいただき,また同時に”*”ではどうか,というご提案をいただいたので対応してみました.

つまり,

sig0 <= state * sig1


あるいは,

state0 * flag -> state1


というように書けるようになります.

いわゆるベンディングマシンの例題であれば,次のような記述になります.

package synthesijer.scala

class VendingMachine(n:String, c:String, r:String) extends Module(n, c, r){

  def this() = this("vendingmachine", "clk", "reset")

  val nickel = inP("nickel")
  val dime = inP("dime")
  val rdy = outP("rdy")
  val seq = sequencer("main")

  val s5,s10,s15,s_ok = seq.add()
  rdy <= seq.idle * LOW

  rdy <= s_ok * HIGH
  seq.idle * nickel -> s5
  seq.idle * dime -> s10

  s5 * nickel -> s10
  s5 * dime -> s15

  s10 * nickel -> s15
  s10 * dime -> s_ok

  s15 * nickel -> s_ok
  s15 * dime -> s_ok

  s_ok -> seq.idle

}


ガードライクに書ける方がいいのでは?というコメントももらったので,後で試してみよう.

ユーザーズマニュアル(暫定版)

あけましておめでとうございます.
本年もSynthesijerおよびわさらぼをよろしくお願いいたします.

さて,タイトルの通りですが,
Synthesijerのユーザーズマニュアル相当のドキュメントを書き始めました.

まだまだ書かなければならなそうな項目を挙げつらったというレベルですが,
随時アップデートしていくつもりです.

こちらからどうぞ.